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Pain Relief During Childbirth – Japanese Vesion

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痛みは分娩にどのような影響するのでしょうか?


  

なぜお産中に飲んだり食べたりすることが問題なのですか?

食べ物や飲み物が胃からのどに戻り(逆流),息の通り道に入ることが心配なのです.この結果,下図に示すように肺が汚染されて損傷を受け,命にかかわるような呼吸の問題(分娩中の誤嚥)を引き起こすことがあります.これは全身麻酔で出産が必要なときに特に重要となります.

 

 

分娩中の経口摂取のガイドライン

固形物を取るべきではありません.たくさんでなければ清澄水(訳者注:清澄水の内容については下記を参照)を飲んでもよいでしょう

 

最近のアメリカの流れでは,分娩中に飲み物を自由に飲むことが推奨されています.最近アメリカ麻酔科学会産科麻酔委員会から発表された産科麻酔診療ガイドラインも,これを支持しています.さらに最近の研究も飢餓状態が長時間に及ぶと代謝に悪い影響を与えることを示しており,適量の水分摂取の安全性を支持しています.

産科患者の絶飲食:

1. 清澄水: 分娩中の清澄水の経口摂取により母体の快適度と満足度は高くなる.

勧告:合併症のない分娩中の患者では多量でなければ清澄水の経口摂取を許可してもよい.清澄水には水,果肉の入っていないジュース,炭酸飲料,ミルクの入っていない紅茶,ブラックコーヒーなどが含まれる(訳者注:緑茶,ウーロン茶なども含まれます).経口摂取された飲料の量よりも種類のほうが重要である.しかし誤嚥の危険性が高い患者(例えば病的肥満,糖尿病,挿管困難(訳者注:気道のチューブを入れることが難しいこと)や手術による分娩となる危険性が高い患者は経口摂取を制限してもよい.個々の患者で判断すべきである.

担当スタッフと施設のガイドラインについて相談してみてください.私たちの施設では,誘発分娩や経過観察のために分娩フロアに入院してきたときには,分娩活動期に入る(訳者注:およそ子宮口が4cm以上開いたころ.陣痛が急に強くなってくる時期)まで,あるいは硬膜外カテーテル挿入の要望があるまで,脂肪分を多く含んだ食べものでなければ,果物ジュース,クラッカー,ブロス(訳者注:肉や野菜を煮出したスープ,固形物を含まない)や他の軽食を取ってもらっています.麻酔開始後の経口摂取は,炭酸の入っていない清澄水(りんごジュース,クランベリージュース,固形物の入っていないゼリー,ミルクの入っていない紅茶・コーヒー)を230 g/時間以下に制限しています.患者さんの状況によっては麻酔科医が制限をさらに厳しくすることがあります.

2. 固形物:分娩中の患者は固形物を摂取すべきでない.合併症がない予定帝王切開を受ける妊婦においては,8時間以上固形物を取らないことが望ましい.

繰り返しになりますが,担当スタッフに確認しその施設のガイドラインに従ってください.私たちの施設では,出産後に卵管結紮術を予定しているときには,手術前の8時間は水を除いて経口摂取を禁止しています.

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